2021.04.14
2020年10月:アグアスカリエンテス日本人学校「対話的学習の充実のための「学習形態」と「手立て」②」
報告:アグアスカリエンテス日本人学校 阿部邦広 研究主任
サンホセ・アグアスカリエンテス日本人学校 小学部第3年生合同遠隔授業
道徳科学習指導案 校内・2校合同事前検討会
小学部3年生 12名(SJ校 1名 ・AC校 11名)
1 単元名 内容項目 C 公平,公正,社会主義 「なおとからのしつもん」
2 本時のねらい
人によって態度を変えることなく、誰に対しても公平に接することの大切さに気付き、それを実践していこうとする意欲と態度を育てる。
3 本時の展開
1 校内研修 指導案検討
【どうすれば「さまざま考え」を伝え合えるか】
・さまざまな考えを持つための手立て
→ 「なおと」に共感できる展開づくり
・役割演技の場面設定
・教師の発問
・児童の実体験を引き出す
・さまざまな考えを伝えるための手立て
→ ロイロノートの活用
・テキストカードへの記入
・比較機能
2 サンホセ・アグアスカリエンテス合同研修 指導案検討
【教師が子どもたちの価値観をリードすることなく授業を進める工夫】
・ 子ども自身で考えを深める工夫
→ 児童が発言したことに対して問い返す。
(例:「なぜか。」「どんなときか。」)
他の児童にもその話題をふる。
・自分の考えを表現する工夫
→ 考えはあっても,うまく言葉で表現できない児童 への手立てを用意する。
(例:直線やXY軸,心情円で視覚的に表現する。)
【研究授業本時の前の合同授業について】
・AC校、SJ校どちらの児童にとっても有意義な合同授業になるように、授業の中での子どもたち同士の交流を大切にする。
・SJ校1人の児童がどのように授業で関わって いくのかに注目する。
授業後の児童の変容をみる実態調査実施の 提案
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