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テーマ6.

学校図書館を活用した文化交流

西大和学園カリフォルニア校における2019年度の取組みと成果

西大和学園カリフォルニア校における、2019年度の取組みと成果をご紹介いたします。

INDEX

1.目的と概要

学校図書館を日本文化や日本語の学習の場にし、そこで多様な活動を行うことで、結果として親日的な人材を育成することを目指す。

2019年度は、日本文化を発信するためのイベントと関連する図書等の開放を行い、また、日本語を第二言語として指導している現地校の教員への資料提供を行った。

2.取組みと成果

  1. 日本文化発信イベントの開催及び関連図書等の提供を行った。
     
  • オレゴン州ポートランドの日本語イマージョン教育を進める学校にけん玉と関連図書の貸出を行った。

両親とともに日本語が第一言語でない子ども達20名が参加した。子ども達は日本のおもちゃにとても興味を持ち、中には日系のスーパーで小さなけん玉を購入した子どももいた。
 

  • トロント大学中島和子教授講演会の際に関連図書の貸出を行った。

「21世紀を生きる高度グローバル人材育成のための日本語・英語バイリンガル教育」をテーマに講演を行い、136名が参加した(内教師41名)。
 

  • 日系敬老の会集会の際にけん玉講習と関連図書の貸出を行った。

日系アメリカ人のためのコミュニティ文化施設であるGardena Valley Japanese Cultural Instituteのシニアの方々16名を図書館に招き、けん玉、あやとり、お年玉などの「日本の昔の遊び」の書籍を使い幼稚園児と1年生と交流した。元教師のシニアによるデモンストレーションも実施した。
 

  • コミュニティにお茶室を披露する際に関連図書の貸出を行った。

裏千家淡交会の監修のもと児童、生徒らによるお茶のデモンストレーションならびに解説を行い、日英両語の茶道関係の図書を貸し出した。ロミタ市議会議員をはじめ、アルムラツチ下院議員婦人、南カリフォルニア日系企業会より会長、専務理事ならびに南加県人会協議会会長ら19名が参加した。
 

  • 中学生対象の交流活動として読み聞かせ音声つきの図書を貸し出した。

 2019年12月18日および2020年2月25日の2度に亘り、交流校のCampbell Hall Schoolの中学生と音声付き図書を使い、読み聞かせ活動を行い、2回で95名が参加した。
 

  • 日本文化祭にて文化テーマのデモンストレーションを行い、関連図書の貸出を行った。

文化テーマ(けん玉、町の様子、言葉遊び、日本食、本、伝統芸能)毎にコンテンツを作成し、デモンストレーションや展示を行う日本文化祭を開催し、関連図書の貸出しも行った。どのテーマも参加型や体験型などが好評を得た。30名が参加した。
 

  1. 2018年度に実施した日本語を第二言語として指導している現地校の教員へのアンケート調査結果を基に、貸し出し図書の種類を改善した。
     
    • けん玉や和太鼓などの用具を図書とセットで貸し出し可能にした。
       
    • 音声を付けた図書の貸し出しを可能にした。
       
    • 2019年度は合計79冊の図書を貸し出したが、オリンピック関連や名作・文学のニーズが比較的に高かった。また、イベントと組み合わせることによって、興味を持ってもらえることが分かり、今後の日本文化発信においても役立つ情報を得た。

3.資料

  

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