学校図書館を活用した文化交流

1.外部団体活動拠点について

分科会「外部団体活動拠点」では以下の方針に基づいて取り組みを実施しました。

【研究方針】

在外教育施設である日本人学校が、所在地近隣地域への日本文化発信を考える際には、常に安全の確保のための注力を怠ることができないため、段階的な活動範囲の拡張を図るものである。すなわち、これまで、在籍児童・生徒およびその保護者（以下、内部者）のみを対象に各行事を行ってきた教育施設が、広く地域一般に開放し、外部者が自由に出入りする状況を可能にするには、第一段階として内部者、第二段階として内部者およびその友人・知人または信頼性のある他団体、最終段階として一般地域住民という段階を経ることが必須と考えられる。

2.2017年度の活動について

2017年度の各分科会での取り組みはこちらをご参照ください

3.分科会での検討課題について

課題については以下の内容が挙げられました。

・研究活動の位置づけと保護者の要望を今後も一致させていくことが、運営を円滑に行う要因となる。

・第2段階の発信対象である、外部外郭団体等への移行を早期の段階で実現させる必要がある。

・駐車場確保と安全管理は教育施設の弱点ともいえるが、隣接の外部施設駐車場を有償借用すれば、100台を超える車両に対応が可能である。
・内部者との連携による運営が継続可能性であるかどうかについては時間的経過と観察を要する

・内部者のニーズと教育的価値の還元、および代表者への負担のバランスを担保しながら、外部者が興味や関心を抱く内容へ提供内容を改善していく必要がある。