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テーマ2-1.

日本人学校での効果的な日本語教育
対象校:台北、台中、高雄日本人学校      研究期間:2017年度~2019年度

台中日本人学校での取り組みについて

台中日本人学校での取り組みを紹介します

INDEX

1.台中日本人学校での取り組みについて

台中日本人学校では日本語指導を実践しています。日本語指導を受けている児童は 21 名で、小学部全在籍数の 24 %に相当します(2018年度の小学生の児童総数は88名)。概要などは以下の通りです。


【日本語指導の概要】

各学年週1時間、学級単位で行い、日本語力に課題のある児童が日本語を学んでいる。

日本語授業担当の教師が小学部6学年すべての指導を行った。専用の教科書はなく、その時につまずいている内容を指導している。

【指導で困っていること】
1 学習時の全体指示が日本語力が不足している児童には、通らないことがある。
2 日常会話の中で、反応が悪いので、どうしたのか尋ねると、言葉が分からないという。
(例「散髪」は分からず、髪を切ったは、分かる。)
3作文で、助詞が使えない。
4 言葉を使って、自分の考えを説明することができない。
5 語彙力不足。
6 細かいニュアンスになると、中国語で話してしまう。
7 テストの問題の読み間違えが多い。
8 音読をする時、漢字の読み間違いがあり、すらすら読めない。

対象児童の困り感の見取りについて

※上記クリックすると別ウィンドウが開きます

【課題】

児童の日本語能力の実態に応じて在籍学級で日本語指導ができるようなプログラムの開発が必要である。

2.日本語指導での実践について

日本語指導については以下の項目について着目しました。

(1)指導案作成の工夫
・指導略案に日本語支援の手立ての記入。
・授業後に、日本語支援においての成果と課題を記入。
(2)ことばを理解させる工夫
・難しい言葉、理解が困難と思われることばを、他のことばに置きかえる。
・算数の用語を意識して使う。用語を用いて説明させる。
・資料(国語辞典、ことば図鑑、資料集)から、ことばの意味、情報を得る。
(3)視覚化して理解を促す工夫
・カードやことばを掲示して見せる。
・絵や図に示して掲示する。
・ICTの活用。プロジェクターや実物投影機を使い、わかりやすく示す。

3.指導計画や授業の様子について

指導計画や授業の様子を以下に紹介します。

【指導計画1】

学年:小学1年生

対象児童:語彙が少なく、教師が言っていることを理解できず、課題を自力解決することが難しい。

     日本語を家では兄としか話せず、日本語に触れる時間が極端に少ない。

教科:算数

指導計画:こちらから

【指導計画2】

学年:小学2年生

対象児童:全体指導での指示が伝わらないことがある。(個別での指示で理解できる)

       説明を求められると、うまくことばが出ず、黙ってしまうことが多い。

教科:国語

指導計画:こちらから

授業の様子(モニターを活用や書き方を工夫した板書例、授業の様子)

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